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ストレスとは?

1.ストレスとは?

朝の目覚めがすっきりしない、どうも体がだるい、中高年をじわじわとむしばむ倦怠感。その原因は体の調子を整える自律神経のバランスがストレス、不眠などによって崩れてしまうからです。
ストレスとは、「心身に負担のかかった状態」です。

2.自律神経とは

体は、様々な臓器で構成されています。それらの臓器が、バランス良く、円滑に働くように調整しているのが、神経系です。特に、自律神経系(交感、副交感神経)は循環、呼吸、消化といった生命を維持するために不可欠な機能を自動的に調整する作用を担っています。

3.ストレスに対する心構え

ストレスを真正面に受ける人の悪いところは、「ストレスに負けるのは駄目な人間だ」と、自ら決めつけていることです。そのような考え方がどれだけ自分を縛りつけているか、ストレスで症状が出てくるほうが当たり前と思うことです。あるがままを受け入れることです。
また、ストレスを他人のせいにしてはいけません。重い荷物を他人から押しつけられたと思うのと、自分から背負ったと思うのでは、重さの感じがぐっと違ってくるように、ストレスも同じです。

4.ストレスによる影響

適度なストレスは、人間にとって心身を活性化させる働きがあり、生きていくうえで必要なものです。しかし、ストレスが大きすぎたり、長く続いたりして、体がストレスに適応できなくなると、心身にいろいろな悪影響が出てきます。
例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、高血圧、慢性の頭痛などといった病気にかかることもあります。

5.ストレスの自己チェック

ストレスに適切に対処するためには、実際、自分にどの程度ストレスがかかっているかを知る必要があります。現在のストレスを簡単に“自己チェック”できますので、下記でぜひ試してみて下さい。
1.この1年間、親しい人との死別があった
2.この1年間、重病、事故で入院した
3.この1年間、家族とのもめごとがあった
4.この1年間、昇進、配置転換、転職、退職した
5.イライラして腹をたてるようになった
6.先のことを考えると不安になる
7.食欲がなく、おいしく感じられない
8.寝つきが悪い
9.寝つきは良いが、眠りが浅い
10.以前、面白かったことがつまらなくなった
11.緊張すると、口が渇き、話しにくい
12.人と会うのがおっくうになった
13.ささいなことにこだわるようになった。
14.たばこ、アルコール、間食が増えた
15.怒りっぽくなった
16.経済的に心配事がある
17.異性に関心がなくなった
18.毎日、2時間以上漠然とテレビを見てしまう
19.最近、何となく落ちつかない
20.仕事、家事が思うように運ばない
ストレスの測り方(以上、20項目のうち、該当する項目の数)

16以上重症(すぐ専門医へ)
11~15中程度(生活を改善する)
6~10軽度(十分な休養を)
5以下問題なし

6.ストレス解消の7カ条

1)規則正しい生活を送る
生活のリズムが乱れると、体内リズムがくずれ、ストレスになります。
2)十分な睡眠をとる
睡眠不足は、身体的にも精神的にもストレスになります。
3)1日3回、定時に食事をする
毎日決まった時間に食事をとることが、生活のリズムを守ることにつながります。
4)仕事に意欲的に取り組めるよう工夫する
いやいやする仕事は、それだけでストレスになります。仕事の中に、自分が興味を引かれるものを見つけ、前向きに仕事ができるよう工夫してみて下さい。
5)ゆとりの時間をつくる
物事を一途に成し遂げることはすばらしいことです。しかし、時には遊び心も必要です。時間のゆとり、心のゆとりを忘れないように心掛けて下さい。
6)適度な運動を心掛ける
40歳を過ぎたら、過激なスポーツは体のために逆効果です。体を動かすことを楽しめるような運動が、ストレス解消につながります。
7)生きがいになるような趣味をつくる
仕事とは別の分野で趣味をつくりましょう。趣味を楽しむ気持ちの切り換えが、仕事のストレスを解消してくれます。
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